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REVERND D レヴェレンド ディー 著:藤沢とおる [ラ行(コミック)]

Reverend D(1)

夏ごろ、本屋で平積みにされてて気になっていた藤沢とおるの新シリーズものが早くも100円コーナーでGETできたので、ちょっと嬉しかったのだが…。

身体の半分が砂状化した人間が発見されるという…通称“赤い砂事件”が続発。実は、悪魔の力を持ったソロモンズチャイルズという集団の仕業であり、同じような力を持った双子の神父、神代リョージ&式が公安刑事の後藤田と組み、密かに成敗していた。その戦いの中に…幻視能力を持つ女子高生、泉結衣が巻き込まれてしまう…。

オカルトアクションですね…なんか同じ作者のアニメ化もされたTOKKO 特攻って作品と似たテンションの作品だね。新シリーズをはじめるなら、あっちのシリーズをもっと丁寧に描いてくれよと思うのは自分だけではないのでは?なんか「特攻」も、中途半端な感じじゃなかった?(アニメの方は見てないんだけど)

藤沢とおるが描く美少女キャラは嫌いじゃないので…そのヒロインがドタバタする姿は可愛らしくていいんだけど、他の作品に比べると、アクションとか手抜き描写が多い。さらに巻末に載っていた次巻の予告を見ると、続きの発売が“2008年初夏”(しかも予定なんで遅れる場合あり)だって…古本で買うつもりなので、さらに読むのは遅くなるなぁ~と、ちょっと気の遠い思いに、テンション下がり気味(爆)


お薦め度:★★




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ぼくと未来屋の夏 原作:はやみねかおる 画:武本糸会 [ハ行(コミック)]

ぼくと未来屋の夏(#1)

子供向けの児童文学で毎回本格ミステリーしてる(笑)はやみねかおるの、同名小説(ぼくと未来屋の夏)をコミック化したもの。このコミック版は続きの2巻目(ぼくと未来屋の夏(#2))も出ているが、今回は1巻しか古本で入手できなかったので…盛り上がってきた所で話が終わってしまった。

小学六年生の主人公・風太の前に…突如現れた、自称“未来屋”という風体の怪しい男、猫柳…本当だか、嘘だか知らないけど、“未来が知っている”と少年とその家族をかどわかして、いつの間にやら家に居座ってしまう。そんな風太の小学生最後の夏休みに…自分の住んでいる田舎町で不思議な事件がいろいろと起き、“未来屋”猫柳の協力のもと…自由研究の題材としてそれらを調べるようになるってとこまでが1巻目の内容。謎の解明は2巻へ…漫画は2巻で完結なのかな?(原作は単発ものみたいだから、たぶん2巻くらいで終わるんじゃないかな?)

夏休みが題材なので、今の時季に読むとタイムリーかな?風太が、学校に置いてある自分の荷物を全部背負って帰ってくる冒頭のシーンなんかで、自分の小学校時代をちょっと思い出して、ノスタルジックな気分を味わってみたり(笑)

はやみねかおるは、コミック版の虹北恭助を読んだことあるけど、物語としてはこっちの方が読み応えあるなぁ。


お薦め度:★★




オリジナル記事更新日時:2007-08-03 01:22:15

追記

ぼくと未来屋の夏(#2)

8月に読んだ「ぼくと未来屋の夏」の続きで、やっぱり完結編だった2巻目をようやくGETできた。1巻読んだ時は作品と同じ夏真っ盛りだったのに…もう秋も終わり、冬がって季節になってしまいましたねぇ。この数ヶ月間…自分にもいろいろあったなぁ~。

で、いろいろ…神隠し事件とか、主人公が住んでいる町の秘密がどんどん明るみになっていくんだけど、スカぁ~っと気分爽快になるようなもんでもなく、わかったような、わからないような…余韻が残る感じね。

謎の男、猫柳の正体もいったいなんだかわからないんだけど…それ以上にびっくりなエピローグで笑いをとり、さらに最後の最後でマッドな感じが…。ぼく(風太)や猫柳っていうより…本当はあの人が主人公?(笑)彼のこれからを期待させる終わり方でしたね…なんか、いい意味でミステリーしてて良かったです。


お薦め度:★★




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ベクター・ケースファイル 稲穂の昆虫記 原作:藤見泰高 画:カミムラ晋作 [ハ行(コミック)]

ベクター・ケースファイル(1)

ピンク色の表紙に、水着を外しかけ、その上に白衣を着た、切なげの表情のおねーさん…で、裏表紙にはメイド姿の美少女の絵。これは、なにやらHっな作品ではと期待してしまうが…“昆虫記”ってのが気になるなぁ~。そう、お色気シーンも稀にあるけど…実は、博物館の娘で、昆虫博士(っていうか昆虫オタク?)の女子高生が…昆虫に関するトラブルを解決するって、けっこう真面目なお話だったり。んっもー…期待させやがって(爆)

博物館の娘で女子高生の榎稲穂は…昆虫についての知識を豊富にもつ、昆虫オタク。同級生の家の中華料理店で発生した食中毒の原因を究明したり…次々と虫がらみのトラブルを解決していき、たちまち有名になっていく!?

いまのところ、一話完結の話ばかりなので読みやすいですね。チョウバエ、オオスズメバチ、シロアリ、ハネカクシという…昆虫たちが巻き起こす事件。ハネカクシの話は…虫を使ってアイドルに痴漢して、盗撮するって話だったけど、それ以外は実際にありそうなリアルなネタで…馬鹿馬鹿しい漫画ならではの展開の中にも、ゾっとさせるリアルな一幕もあり。虫に対する対処法などの豆知識も覚えられ、意外と面白く読めた。

あっ、最後のおまけ漫画、この作品に出てきた女性キャラと、作者の別の作品の女性キャラが何故か温泉で虫の話をするという…馬鹿馬鹿しいくらいお色気サービス満点。やっぱ、こういう一面もあったよ、ラッキー♪アイドルが痴漢にあう話も…エロ系の描写たっぷりだった。

現在はベクター・ケースファイル(2)まで出ているそうです…続き読みたい!


お薦め度:★★★




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スカルマン THE SKULL MAN 原作:石ノ森章太郎 画:MEIMU [サ行(コミック)]

スカルマン(1)

石ノ森章太郎の傑作ダークヒーロー漫画を、蘇らせ、近年稀に見る通好みの素晴らしいTVアニメに昇華させた「スカルマン」のコミカライズ版。過去にも石ノ森作品(仮面ライダーやキカイダー)のコミカライズを手がけているMEIMUが作画を担当し…このコミック版も安定したクオリティを保っている。全2巻(スカルマン(2))で完結だが、今回入手できたのは1巻のみ…残念。

外部からの侵入を拒絶する、閉鎖的な街…大伴市。この街で続発する連続猟奇殺人の影に…髑髏の仮面を被った謎の男、通称“骸骨男”の存在がチラつく。しかし権力によって隠されたこの事件は、あまり人々には伝わってこず…都市伝説化していた。事件の真相を探ろうと、トップ屋の御子神隼人は、大伴市に潜入を試みるのだが…。

アニメの方を見ているので、基本ストーリーも結末もわかっていますが…初っ端、隼人が大伴へ向かう列車内で、スカルマンと化け物が対決をおっ始めるなど、コミック版独自の展開もあり。その後は、TVと同じように話は進むが、女優・鬼塚結衣とかのエピソードも省略されてるし、宇佐神明の死に方とかも微妙に違うしと…やはり漫画独自のアレンジが随所に施されているようですね。

アニメ版と同じ衝撃的なラストなのか?それともそれを超えることができるのか?2巻にも期待したいですね。2巻は今年の10月頃に発売になったみたいなので、まだ100円コーナーじゃ無理だろうね~(笑)

↓ちなみにYahooコミックで第一話のみ、無料で試し読みできます。
http://comics.yahoo.co.jp/magazine/weeklyyj/sukaruma01_0001.html



お薦め度:★★




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ゴルディオスの結び目 原作:坂登陸 画:野瀬尚紀 [カ行(コミック)]

ゴルディオスの結び目(1)

ゴルディオスの結び目(2)

少年チャンピオン連載のコミックで…タイトルの「ゴルディオスの結び目」とは、発送の転換で難題を解決するって意味らしい。学校の勉強はできないが、謎とき大好きのエロバカ高校生が、古物商にスカウトされ…秘蔵品を手放そうとしないコレクターからギャンブル勝負で入手するって話。なんか小松左京の小説でそんなのあったなぁと思ったら、ちょっとタイトルが違って…“ゴルディアスの結び目”だった。意味はおんなじなんだけど、呼び方の違いだね(笑)

依頼を受けて美術品や骨とう品を探しだすいわゆる古物商のスタンリー商会。交渉課のアルバイト社員・森夏樹は上司の命令で、高校生の万丈ユウキをスカウトしに…ユウキは、謎ときと駆け引きの天才で目先の利益よりも、“難問への渇望”という彼の才能と性格が…仕事に役立つという。こうして夏樹とユウキのコンビが誕生、数々のコレクターと対決していく…。

香港映画の「ゴッドギャンブラー」に、「金田一少年の事件簿」と「ギミック!」を合わせたような話だね。お調子者でバカな高校生なんだけど…度胸と謎解きだけは天下一品。貧乳ヒロイン・夏樹ちゃんとの迷コンビぶりも愉快。

イカサマで、イカサマを打ち破るってとこはなかなか面白い。敵として登場する、ひとくせも、ふたくせもあるコレクターたちも面白いのだが、2巻の後半あたりから、スケールが級にデカくなった感じで、ちょっと興ざめ。

今後、主人公たちのライバルになるのであろうと思われる仮面を付けた謎のスカルが登場し、やたらと大仕掛けなトリックで主人公に挑む。個人的には、最初の頃の、ヤクザ相手にハッタリと度胸で勝負を挑むあたりの方が、まだリアリティがあって面白かったのになぁ~、急にここで漫画な展開になってしまったので残念。

今回は2巻まで一気に入手できたが、続きが現在は4巻まで出ているそうなので、今後は軌道修正してほしいなぁとちょっと思ったり。


お薦め度:★★




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聖痕のクェイサー 原作:吉野弘幸 画:佐藤健悦 [サ行(コミック)]


聖痕のクェイサー(1)

聖痕のクェイサー(2)

コミック版の舞-HiME&舞-乙HiMEのコンビが描くオリジナルもので、またまた美少女が大活躍するエロアクション(笑)女の子のおっぱいをチュウチュウと吸うと、強くなる少年が主人公(笑)すごい!うらやましい!

聖ミハイロフ学園に通う、まふゆと燈は、謎の銀髪の少年と出会うが、この少年、聖乳(女の子のおっぱい)を吸うと、特定の元素を操ることのできるクェイサーという存在であり、実は、まふゆと燈もはるか昔から続く、異端者との聖像(イコン)を巡る戦いに関わっていたのだ!次々と、学園内に隠されてるといわれるイコンを狙い、異端のクェイサーが現れる!

学園に眠る秘密、それを狙う悪党…そしてエロ。設定を変えただけの舞-HiMEまんまじゃんという感じだが、お約束ということで(笑)描いてる人が一緒なんで、キャラもみんな似てるし(でも、HiMEと乙HiMEみたいに同じキャラが違う設定で出てくるってパターンではない)。

チャンピオンREDなんで、舞-HiME、乙HiMEよりさらにエロネタが過激になっているしね。おっぱい吸って強くなる主人公なんて、まぁ、いくら深夜枠でもTVアニメ化は無理かな(爆)

謎がどうのこうのっていうよりは、作者のエロネタ脱線が一番の楽しみか?そういうノリの作品でしょ、これ。現在は聖痕のクェイサー(3)まで発売中で、「聖痕のクエイサー~皇女の卵~CDドラマアルバム」なんてものまで発売になっているそうだ。


お薦め度:★★





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迷宮街輪舞曲 画:結城さくや 原作:林亮介 [マ行(コミック)]

迷宮街輪舞曲(1)

元々は原作者がネット上に発表したWEB小説で、検索すれば今でも読めるらしい。で、コミックの方は、先月のはじめに、続巻となる単行本の2巻、3巻が同時発売され、完結になったそうなのだが…もちろん100円コーナーでGETできたのは、昨年発売された1巻のみだ。

地震によって、突如、京都に現れた巨大な洞窟。そこには化け物も巣食っているんだけど、“探索者”と呼ばれる一般ピープルが、一攫千金を狙って冒険を繰り広げるという、和風ドラクエなRPG漫画。戦士、魔法使い、治療術師など、いろいろな職種の人間が集まり、パーティーを探しをしてから、いざ出発ってことで…1巻目はまだまだ旅の準備、“旅立ちの章”といった具合の展開。

この前、NHKの衛星放送で押井守の「アヴァロン」を放送してたけど、リアルな「アヴァロン」でもあるね、これ(笑)冒険と死は隣り合わせ…やってることはRPGのお約束なんだけど、現代(年代設定は2001年だけど)の日本というビジュアルが、けっこう新鮮。キャラの見た目なんて、普通のにーちゃん、ねーちゃんばっかだし。いや、普通っぽすぎちゃって…キャラの区別がつかないのは、ちと勿体ないか?作画自体は丁寧なんだけどね…もうちょっと個性が出せれば、もっと作品もよくなるはず。

話の続きは気になるけど、古本待ちでいいかなぁ…。


お薦め度:★★



オリジナル記事更新日時:2007-08-14 01:37:06

追記


迷宮街輪舞曲(2)

迷宮街輪舞曲(3)

8月に1巻を読んだ「迷宮街輪舞曲」の続き、2~3巻を一気にGET!3巻で完結なんだけどき、これって今年の7月に、2、3巻同時発売したばっかなんだよね。けっこう早く100円コーナーに並んでくれてラッキー(笑)

あんまりゲームをの知識がないので、RPGはなんでもドラクエだととらえちゃうんだけど、どうやらネタはウィザードリィの方らしいというのが、前回の感想アップ後に判明しました(ぐぐって調べてみた)。

で、本編…なんか、えっ、これで終わり?な感じで…予想外の方向へ。もともと、この“迷宮街”の謎をすべて解き明かしてやろうという気はない作品のようでね、主人公たちの悩んで、苦しんで、成長していく姿の方に物語の重点を置いてるわけ。

1巻の冒頭で…主人公だと思っていたやつが、そうじゃなかったという始まり方をしたわけだけど、クライマックスにもそれに近い驚きが。RPGという、ファンタジー、フィクションの世界なんだけど、人の生き死にというのが、どんだけ儚いかというのを、淡々とリアルに描いているのが良かったというか、凄かった。くさいセリフになっちゃうけど、命は大切にねという願いが感じられる?ただ、やっぱり物語としては消化不良です、ちゃんちゃん。


お薦め度:★★




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虹ヶ原ホログラフ 著:浅野いにお [ナ行(コミック)]

虹ヶ原ホログラフ

前から気になっていた浅野いにおを初めてちゃんと読んでみた。ブックオフとかで、ほかの作品をチラっと立ち読みしたことあるんだけど丁寧な画がいいなぁって思っていた。この作品は1巻で完結…雑誌連載された作品に、加筆訂正を行ったものだそうだ。

虹ヶ原という名の田舎町…かつてその土地の小学校で同級生だった若者たちが、何年か経ちお互いにすれ違って行く様子…。トンネルの怪物、蝶の大量発生、家庭の秘密…現在と過去が錯綜しながら、一本に繋がっていく…。

普通の漫画と一線を画す内容だねこれ…凄い。なんか小説とかさ、映像作品でも見てみたい気がする。とある田舎町を舞台にした群像劇なんだけど、さらに現在と過去が錯綜する。だから出だしの方は、いったい何が起きているのやら、さっぱりわからんのよ。

ただ…心の奥底を抉られるような、気持ち悪さ。それとは正反対に懐かしさにも似た、不思議な感覚が読んでいる最中に感じられる。それらが一体になって…どんどんとページをめくりたくなる衝動に駆られるんだけど、次第に、意味不明な物語が繋がる気持ちよさが味わえて、そこが気持ちいい。

ほんと、ザ・プレイヤーとかショート・カッツとか、ロバート・アルトマンの映画みたい…ブラックでヘヴィな感じもそっくり。

これは面白かった!今度、この作者の他の作品にも手を出してみようと思う。さっそく、ブックオフで探さなきゃ(笑)


お薦め度:★★★




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【新刊購入】エンジェル・ハート 24巻 著:北條司 [コレは新刊で集めてます♪]

エンジェル・ハート(24)

前巻購入から早いものでもう3か月…エンジェル・ハートの最新刊が9日に発売に!もちろん、今回も新刊購入っす。

今回はエンジェル・ハート(23)から続く、シャンインがダンスチームに誘われちゃった話の続きがメインで、ほとんどまるまる1巻分を割いて描かれ、この話は完結します。シャンインのためにと、陳のじーちゃんが大暴走するとことか大笑い…本筋なんかより面白い。さすが台湾マフィアの大物…スケールがデカイ。

で、最後の1話で、新たなエピソード…どうやらファルコン絡みの話になりそうな話がスタートしたけど、まだまだ先が見えない状態で次巻へ続くとなってしまいました。この新しいエピソード…初っ端は、シンホンがセッテイングした合コンに、リョウと(なぜか)陳さんだけだとメンツが足りないので、メンバー合わせに海坊主を無理やり引っ張りだすなんてとこから始まります。御約束なオチもあり、これは1話くらいで終わる、ギャグ優先の適当な話なのか?なんて思っていたら、最後で急展開する。うーん、また3ヶ月後が待ち遠しい。




セット購入でおさらいしましょう!



【中古本】エンジェル・ハート(1~21巻以下続刊)<21冊セット>青森~鹿児島=送料・代引手数...

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GATE RUNNER[ゲートランナー] 著:吉富昭仁 [カ行(コミック)]

Gate runner(1)

Gate runner(2)

闘う美人凄腕お医者様(笑)の「RAY」シリーズの吉富昭仁による、ちょっとコメディ調なSFファンタジー系作品。全2巻で完結してます。

セカンドという特殊能力を持つ人間が増え始め、一般の人間がそれを蔑むようになった時代…。しかし、軍に所属し人間のために奉仕するセカンドもいた。セカンド部隊所属のマルコ曹長は、人の絆を通り抜ける脱獄犯ジョウを連れ、軍を脱走。実は自分の能力を忌み嫌い、ジョウの能力と入れ替えるため、能力入れ替えができるといわれる伝説の人物セカンド・イブを探す旅に出かけたのだ!

人の絆を通り抜ける?文章で書くと意味不明ですが…簡単に説明すると、AさんがBさんのことを心の中で思っていると…ジョウくんはAさんの体内へダイブ。するとBさんの元へ飛んで行ってしまうという凄い能力(笑)この能力を使って盗みや脱走を繰り返す盗人だったってわけです。「RAY」に出てきたレイちゃんの神の目なんかよりも凄い能力だね。

ヘンテコリんな設定だけど…ぶっ飛んでてけっこうおもしろいです。マルコっていうヤツは、普段、穏やかな美少年なのに、怒ると頭から角を生やして鬼のような形相になり、手が何でも切り裂いちゃう鉄の爪になるという能力を持ってる。他にも腕が機関銃になり、体中からロケットミサイルが飛び出す…歩く弾薬庫なる女の子(なんか、タランティーノだかロドリゲスだかの映画に出てきた足の機関銃より凄いぞ)もいるし。異世界なんだろうけど、妙にジャパニーズ色丸出しの世界観も笑える。

こんな化け物人間と、普通の人間が共存できるか?っていう…なんだか「エウレカセブン」みたいな話だったかな?大風呂敷を広げた割には、たった2巻で完結というのがあっ気ない。セカンド・イブに出会うまでの道のりをもう少し困難にした方が良かったんじゃないかな?人気がなくて、無理やり終わらせたんじゃないか?みたいなスピーディーすぎるクライマックスの展開に、少し邪推してみたり(笑)

「RAY」に出てきた院長そっくりな、セカンド部隊を仕切ってる大佐が、最後の最後に馬鹿馬鹿しい能力を発揮するとこなど、ずっこけるような笑いはけっこう好きよ…。


お薦め度:★★




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グ・ラ・メ!~大宰相の料理人~ 原作:西村ミツル 画:大崎充 [カ行(コミック)]

グ・ラ・メ(1)

コミックバンチ連載の料理漫画…現在3巻まで発売中で雑誌連載も継続中。

アメリカ帰りの女性シェフ・一木くるみは、突然、首相官邸に呼ばれ…首相秘書官から、官邸料理人に抜擢されたことを伝えられる!60年ぶりに復活した官邸料理人、くるみの作り上げる料理が、新首相の政治的な局面に大きな影響を与える!

料理漫画に、今風の政治ネタを本格的にからめているのがなかなか。もちろん、料理が主なので、そんなに堅苦しい展開ではなく、サクサクと読める。料理ネタの方も…例えがベタになっちゃうけど、ミスター味っ子よりはリアルだが、美味しんぼまではいかないレベルなので、普段、料理や食べることに興味なくても分かりやすい。

総理大臣や政治家ってこんなこともやるんだよね~っていうのを適度に理解しながら、政治の世界にもまれていく、美人シェフのこれからの活躍に期待。

作画も自分好み…丁寧で好感が持てる。萌え過ぎず、適度な可愛さのヒロイン(時々お色気もあり?)もいい感じだ。知らない漫画家さんだったけど、何か他の作品も描いてるのかな?とりあえずは、続きも読みたいと思わせる力は充分ありました。お金があれば、ソッコー新刊本で集めたいけど…。


お薦め度:★★★




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マヒルの用心棒 著:大岩ケンジ [マ行(コミック)]

マヒルの用心棒(1)

作者の名前が、ケンヂからケンジに変更になっているけどNHKにようこそ!のコミック版を手がけていた大岩ケンヂと同一人物なんだね~。真昼の用心棒という傑作マカロニウエスタンのタイトルをパクって、パロってますが…西部劇ではありません。

屋上に神社もある雑居ビルの管理人代理をする井之頭幸人は、訳ありの依頼も金次第で引き受ける用心棒でもあった。ある日、幸人の下に、行方不明の姉を捜す中学生の椎原真日流が現れたのだが、真日流の姉は、実はビルの管理人兼神主の小百合だった。実は、姉から預かった物質のせいで、特異体質になってしまい…それを治す鍵は小百合が握っているらしい…。さらに、その物質をめぐって、双蛇会という非合法組織もやってくる始末…。

という流れや設定を理解するまで、かなり時間がかかってややこしかったが…裏表紙にあらすじが書いてあって、そこを読むとすんなり理解できた(笑)

ようは行方不明になった真日流ちゃんのねーちゃんをみんな探してるんだけど、その影には、不老不死とか特殊能力にまつわる物質が関わってて、なんか能力を発揮した者は、その代償に早死にしちゃうから…治したいと思っているヤツもいると。逆に悪の組織の方は、その力を悪用しようと…いろいろと悪だくみをしてるみたい?主人公のヤンキー風のにーちゃんは、生活の糧として用心棒稼業をしてるんだけれども…どうやら悪の組織とも因縁があるようで…刺客がやってきたりしてバトルを繰り広げると、そんな感じやね。

繰り返し2回くらい読むと、いろいろとミステリアスな謎などもテンコモリで話に面白みを感じ始めたんだけど…この1巻が出てから1年くらい経ってるのに、続きはまだ発売になってないみたい。いろいろと大風呂敷広げてるけど、収拾できるんだろうかという不安もあったり(爆)

この人が描く、美少女キャラはけっこう好きなので…続きが出れば読んでみたいね。

↓Webで試し読みができるそうです…気になる方はこちらでチェック!
http://www.kadokawa.co.jp/tachiyomi/comic/200608000139/#


お薦め度:★★




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NiTRO GiRL ニトロガール 著:針玉ヒロキ [ナ行(コミック)]

ニトロガール

可愛い女の子が銃を持ってるのに、ちょびっと惹かれて買ってしまいましたが…う~ん、ちょっと意味不明というか内容が薄いというか…。もちろん、初めて読む漫画家さん。

14歳の少年・芽生新人(メオ・ニュート)、失恋した直後に、クラスに美少女転校生が!?その転校生から屋上に呼び出されて…いい雰囲気になっていたのだが、なんとその転校生・光月アナは、月からニュートを暗殺にしやってきた、人工人間爆弾(なんだそりゃ~って感じ)だった。その暗殺を防ぐため、今度は月警察の刑事アルが現れる!?

月の人間(美少女)が、地球にやってきました…でも色々とゴタゴタがあって、主人公と同居する羽目になりました~って感じのSFコメディアクション。エロ要素もちょっぴりあり。

確かに萌え萌え~な画は魅力的なんだが、「鉄腕バーディー」と「涼宮ハルヒ」の設定のいいとこをパクったみたいなタイプの作品で、そんなに新鮮味のあるもんでもないし…1巻で終わっちゃうくらいの物語なんで、話に深みもありません。

同人誌だとか、雑誌イラスト、ライノベ挿絵なんかで活躍している人だそうで…ほんと、女の子の絵だけは可愛いです。お好きな方はどうぞ~レベルですね。自分はそんなにハマれなかった。

元々の所有者の人が、とらのあなで購入したらしく、著者描き下ろしのメッセージペーパーがついてました。これって価値あるのかなぁ?


お薦め度:★




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シュヴァリエ 原作:冲方丁 画:夢路キリコ [サ行(コミック)]



シュヴァリエ(1)

シュヴァリエ(2)

シュヴァリエ(3)

人気作家冲方丁の原作で…アニメ、小説などメディアミクス展開された作品のコミック版。興味はあったんだけど、アニメの方も見てないし、このコミック版が初めて。聞いたところによるとアニメと漫画、内容は違うようですね~。現在は5巻まで出ているようですが、とりあえず3巻までをGET、一気読み。

1753年のパリ…殺人鬼による猟奇殺人が横行。パリ市警も手を焼いていたが…実は詩人と呼ばれるガーゴイル化した化け物が事件に関わっており、王の密命を受けた女騎士(シュヴァリエ)のスフィンクスが詩人を討伐、パリの治安を守っている。そしてスフィンクスの正体は…。

というのが、物語の導入部分ですね。その後、直ぐに…スフィンクスと、パリ市警のうだつのあがらない下っ端のデオンとが実は同一人物で、ガーゴイルを倒す時にだけ、デオンが死んだ姉貴に身体(降霊・霊媒体質?)を提供してるということがわかる。最初、その設定が理解できなくて…、何で女装してんだ?とか思ってた(笑)

詩篇だ、詩人だ、アナグラムだ~を駆使し、やたらとまだるっこしい謎解き要素みたいなのが全編にちりばめられているのが、いかにも冲方丁らしいなぁって感じ。この人の小説をいくつか読んだことあるけど、雰囲気がやっぱ似てる。

死んだ姉貴っていうのも…詩人に関する事件で命を落としていて、主人公が死の真相を探るというのも物語全体の大きな鍵となっている。

3巻まで読んだ時点では、まだまだ解明されていない謎の方が多く…作品の行方はまだこれからって感じですね。


お薦め度:★★




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ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日 原作:横山光輝 脚本:今川泰宏 画:戸田泰成 [サ行(コミック)]

ジャイアントロボ地球の燃え尽きる日(1)

最近もまたアニメで復活したジャイアントロボ…しか~し、今川監督の地球が静止する日とは別物だったので、ちょっとテンションが下がってしまったのだが…なんと、漫画の方であの熱い物語が復活していたとは!?本屋で平積みされてる時に気にはなっていたんだけど…新刊じゃ買わなかったんだよね。

全寮制の学校にいた草間大作は、父親に会うため…機上の旅の真っ最中。しかし飛行機内で殺人事件に巻き込まれ、容疑者に!着陸後、厳しい取り調べを受け、あわよくば国際警察連合に連行されようとしているところへBF団、十傑衆の一人、幻惑のセルバンテスが助けにやってきた!

あの“地球が静止する日”の熱さを継承しているものの…正当な続編ではなく、物語は仕切り直し。だから銀鈴もどきの、お銀ちゃんなるヒロインも出てくるし…オイラが今川版Gロボでいちばん好きだった戴宗のアニキが出てきた時には感動したよ。

でも、何かが違う…大作くんがBF団?静かなる中条も、大塚署長も…国際警察がみんな悪者ってどういうこと?頭が混乱してきたところで…でたーーーーー!?“衝撃のアルベルト“参上(爆)うわ、うわ、うわって思っているうちに…1巻終了。そうそう、この1巻のラストこそ本当の始まりなんだよね~…BF団の悲願「GR計画」の始動する日だってさぁ。

これ、アニメで見てぇ~、今川監督、劇版アニメで「Gロボ」作ってくれないかなぁ。

9月にコミックの新刊ジャイアントロボ地球の燃え尽きる日(2)が発売にねってますね。いったい、どんな展開になってるんだろうか?これはマジ、新刊で買いたいかもしれない。すっげー面白かった!?新しいアニメ版より、今川版Gロボが好きだという人は、迷わず読んだ方がいいですね。


お薦め度:★★★




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