CHILDREN OF THE MOON チルドレン・オブ・ザ・ムーン 著:永緒桂仁 [タ行(コミック)]
2008年、最初の更新…幻冬舎コミックから出ている「CHILDREN OF THE MOON」という作品で、全1巻の単発もの。孤児の超能力少年たちが活躍するSFファンタジー系な物語。
夢見る計算機と呼ばれるパンドラの箱を、軍用列車から奪取するよう依頼を受けた、超能力少年たち…見事、奪取には成功するものの、少年たちに不思議な事が!パンドラの箱の中身の正体とは??
独特の画風でビジュアルはインパクトがあるし、色々と設定も凝ってて新鮮味はあるんだけれども…時々、画とセリフだけじゃ、伝わりにくい箇所もあるので、コミックとしてはマイナスだろうなぁって感じた。
最初のパンドラの箱を奪取するあたりは、テンポがよく…勢いで読んでしまったのだが、後半はダレ場が多め。こんなんで、広げた物語や意味深な伏線をしっかりと終結できるのだろうかと心配になっていたところ…なんと、未完のまま物語は唐突に“END”。大方、連載が打ち切りにでもなったのだろう。
いくら物語が未完でも、もう少し物語を理解したという気持ちにさせてほしかったぞ。絵の才能だけじゃ、漫画って成立しないんだね…ちょっともったいない。こういう漫画家さんは他の人に原作を頼るとか、原作付の作品などにチャレンジしたらきっと面白い作品ができるでしょうね。
お薦め度:★★
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