デス・スウィーパー DEATH SWEEPER 著:きたがわ翔 [タ行(コミック)]
デス・スウィーパー(n°1)
本屋に平積みされているのを見て気になっていたんだけど、ようやく100円で1巻を見つけた。最近、続巻のデス・スウィーパー(n°2)が出たばかりだそうで、もちろん今回GETしたのは1巻のみ。
兄の自殺を機に、死体清掃や遺品整理を行う仕事、清掃人に興味を持った大学生の裕行は、兄が世話になった“スウィーパーズ”という会社に押しかけ、そこで働くことに。美貌の清掃人・玲児と共に様々な死と直面。死について考え、生きている実感を感じ始める…。
遺品整理屋は見た!っていうノンフィクション本を読んだことあるし、この手の死体清掃に関する漫画とか小説(または映画)なんかもいくつか読んできているけど、これまたきたがわ翔の美麗作画で見ると、迫力ありますね。
話の内容も、決して他人ごとではなく、けっこうリアルな話。将来、自分の身にも降りかかってきそうなケースが描かれているので、読んでるとけっこう憂鬱や不安になってしまう部分も。でも、作品の中でも語られているが、決して人間の人生から、死って避けられないもの。
いくら、戦争を題材にしたアクションもの、ホラーとかミステリーの中で人が死ぬところが描かれていても、現実感に乏しいからね。生きることの尊さや死の怖さを少しでも感じるには、こういう漫画からでも接しておくといいかもしれない。
お薦め度:★★★
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